劇場/公演

<シネマ歌舞伎>『野田版 研辰の討たれ』 ▼中村勘三郎

十八代目中村勘三郎襲名披露狂言として上演された舞台がシネマ歌舞伎としてよみがえる(上演:平成17年5月・歌舞伎座/公開:平成20年1月)
98分

11月21日 金曜 16:00 -17:45 衛星劇場

◆特選歌舞伎◆ 赤穂浪士討ち入りのニュースは、江戸から離れたここ近江の国、粟津藩にも伝えられ、剣術の道場はその話題で持ちきりです。しかし一人だけ、赤穂浪士を馬鹿にする人物がいました、もと町人、研屋あがりの守山辰次です。仇討ちなんて馬鹿馬鹿しい、武士といえども潔い死を望まない武士もいる筈だと言い出す辰次を、家老の平井市郎右衛門が叱り付けました。
すると現実的で抜け目ない辰次はすぐに態度を変え、剣術に優れた市郎右衛門に剣術を学びたいとお追従を言う始末。主君の奥方、萩の江の前で、市郎右衛門に散々に打ち据えられて、辰次は仕返しに一計を案じますが…。