第8話 人の取柄は、気付かなければ一生開花しないのだ。
藤子 (りりィ) の家に招かれた二郎 (佐藤二朗) は、母、鞠子 (藤田弓子) と藤子との意外な交流を知る。かつて藤子が飼っていたチロルという犬が自宅前で自転車に轢かれた時、偶然通りかかった鞠子が犯人を追いかけてくれて怪我をした事があった。それ以来、気が合って何度かこの家にも来ていたらしい。銅像は初め単なる墓標のつもりだったが、ある日何者かに銅像を壊されてしまい、近所の仕業だと思い込んだ藤子は大枚かけて近付く者に放水する銅像に作り変えたのだった。「あんたがここまで来れたら褒めてやって欲しいって言われてるよ」そう言って藤子は四つ目のお守りを二郎に渡した。中に入っていた四つ目の指令を見てギョっとする二郎。そこには、チロルを轢いた犯人の名前が書かれていた。
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