第9話 ちゃんと気持ちを伝えた事が、生きてて一度もなかったのだ。
山下家の一人息子、知輔 (ささの堅太) から、どうすれば犬が好きになれるのかを教えて欲しいと懇願される二郎 (佐藤二朗)。かつて知輔は、あまりにも犬が恐くて隣の家の犬、チロルを轢こうとした過去があった。その際、二郎の母、鞠子 (藤田弓子) と知り合いになり、二郎はかつて犬と喋った事があったのよと聞いていた。「君ね、とことん作り話だよそれ」全否定するも、尚も食い下がる知輔。正直ウザかったが、四つ目の指令が「犯人は隣の息子」だった事を思い出した二郎。仕方なく知輔の犬トラウマ克服に付き合う事にする。この知輔という少年の犬嫌いたるやハンパなものではなく、産まれて間もない一郎ですら恐がって近づけない。まずは散歩からと知輔の犬の散歩に付き合う二郎。そして、まだ越えていない国道の前までやって来るのだが…
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